火事の時の金庫の庫内温度
火災時の金庫内温度
万が一の火災、そんな時に備えて耐火金庫に大切な物を収納していると思いますが、なんでもかんでも入れておけば安心という訳ではありません。
火災時に金庫内の温度は最大177℃まで上昇する可能性があります。177℃といったら水は沸騰するし、目玉焼きもできちゃいます!!じゃあ逆に何が守れるの???ということですが。
177℃以下であれば、例えば新聞紙を入れていたとすると、変色・劣化などが著しくなく判読できる!といったレベルです。ですので、現金・権利書・重要書類・小切手・約束手形などは安心です。他にも、綿・麻・熱硬化性プラスチック(フェノール、メラミン、ポリエステル など)・ダイヤモンド・ルビー・サファイヤ・アレキサンドライト・ヒスイ等、耐熱温度が180℃以上の収納物は大丈夫です。
適合する収納物にも注意点がいくつかあります。
※宝石類は火災時に宝石を包んでいる布およびケース等が炭化または溶解し、宝石の表面がくもったり、とじ込められたりする恐れがあります。
※耐火金庫は耐火性能(庫内温度)が収納物に適していることをしめしているが、防盗に関しては別に考慮する。
※耐湿に関しては別途考慮する。
別の種類の金庫で庫内温度52℃以下、湿度80%以下に抑える「フレキシブルカートリッジ用」のデータセーフ・メディアセーフ等があります。